この漫画のテーマである『忌み名』という話は古代からある話で、一般の人がその人の名前を呼ぶことは恐れられて、忌み避けられてたんです。
やがて平安時代くらいから、特に女性の実名は親子関係、夫婦関係以外での人間への秘匿化が進み、世の中で活躍した人でさえも後世に実名が伝わっていない、なんてこともあるらしいです。
びっくりなのが、こういう風習は明治時代まで見られていたということです。
言霊や名前に関する風習のようなものは調べたらたくさん出てきますが、この漫画の中にも古代の風習といったものがたくさん出てきます。
好き嫌いが分かれる作品ですが、こういった話が好きな人にはたまらない作品ですよ。
1巻を試し読み出来るので、雰囲気だけでも掴んで見てほしいです。