こんにちは、ヒャダルコ関口です。
サラリーマンを辞めて一念発起、起業しようとしている方、もしくは就職活動の時間がもったいない!まずは自分でビジネスをやってみたいという学生の方、
そのビジネス、本当に初めて大丈夫ですか?
「いや、絶対いけるって!!」みたいな感覚で始めようとしていませんか?
今回は起業でやりがちな考え方の誤りとプロセスについて書いていきます。
まず、この記事の前提は、
①大企業がもつ資金力が無い
②既存のビジネスに乗っかる事業ではない(既存のビジネスには無い)分野を攻めようと考えている
人々向けであります。
それでは参ります!!
~ありがちなミス3選~
【1】ソリューション(プロダクト)を先に考えてしまう
お客様がお金を払いたくなる瞬間とはどのような時でしょうか?
それは、その商品やサービスを得る(買う)ことで、その人に内在していた課題が解消されるときです。
つまり、その商品やサービスが、元々利用する人の中で感じていた「痛み」を解消するものでなければなりません。
腹が減っていたら食べ物を買って食べないと死んでしまいますよね。
究極的にはそういう話です。笑
ここの「人が感じている課題」を軽視したまま、起業仲間や一人で考えた「きっと便利と感じるだろう」という妄想ソリューションが先行してしまい、起業に至る人がとても多いのです。
起業においてまず大事なことは、「本当に人(市場)が必要としているのか」という点、つまり課題の質を上げていくことが重要です。
課題の質を求めていくことで、自動的にソリューション(商品やサービス)の質は上がっていきます。
それを勝手に「うまくいく」と思い込んで始めると、実は市場が本当に求めているものではなく尻すぼみになっていき、それまでの時間とお金はムダという結果になってしまうのです。
【2】ビジネスを始めるタイミングを間違える
果たしてそのソリューションは、今市場に発信するべきものなのか?ということです。
技術革新が目まぐるしい速さで行われており、日本国内でさえも新しい技術やアイディアをもって起業する人が増えている現在、そのソリューションは果たして今やるべきことなのでしょうか?
その市場が既存のものであってもニッチすぎても厳しいでしょう。
重要なのは、現在の社会や経済、政治や技術のトレンドに合わせてビジネスモデルを構築していくことです。
そうでなければ、いくらアイディアが深いところまで落とし込まれたものであっても、市場のニーズを満たせないものになってしまうでしょう。
10年後の将来を見据え、大企業や既存の企業が見ていない世界を見る必要があります。
そのためにも、今のトレンドや最新のニュースに対してアンテナをはっておかなければなりません。
【3】仲間を適切に集められていない
最初に起業する際、20人以上の大人数はあまり良くないといわれております。
上でも述べた通り、既存の概念を変えるようなビジネスをやる以上、大多数から反対の意見が出ることは明らかであるからです。
例えば、私は実際大企業にいたのですが、企業の買収や事業の立ち上げの際、稟議という提案書類を作成して、課長、部長、本部長、CEOと、数々の上司たちを納得させて賛成を得なければなりませんでした。
起業は全くプロセスが逆です。
出来るだけ速く、市場に隠れている需要を見つけ、意思決定を行いビジネスを始めていかなくてはなりません。
そのため、大人数で始めてしまうと、人の考えは十人十色なので反対意見と戦っていかなくてはなりません。
資金力で大企業に圧倒的に負けるスタートアップの強みは、小さいチャンスをすばやく掴み、その事業を大きくしていくことです。
内部で賛成を貰うためにあくせくしている時間などありません。
反対に、1人で始めたり、全く同じ感性をもつ人間(それいいね!と議論もせずに進めてしまうグループ)と起業することもおススメしません。
(起業経験が豊富で、1人で起業のプロセスをこなせる超人であれば話は別です。)
おススメは、異なる土壌の出身で、それぞれ何かの能力を持ち、かつお互いの足りない部分を補完し合う3,4人が良いでしょう。
ドラクエ3のパーティを組むときも、勇者以外のメンバーを武道家で埋める人はかなりの玄人なのではと思います。
大体、勇者・戦士(武道家)・僧侶・魔法使い、等で組む人が多いでしょう。
(とか言ってますが僕は、勇者・盗賊・僧侶・遊び人でした笑 まぁ人それぞれですね笑)
完全無欠な人間はいません。お互いを補完し合い、時には鼓舞し、時には意見をぶつけ合う、そんなことが出来る仲間がいれば最高ですね。
まとめ
いかがでしたか?
起業を考えている方々で、自分のアイディアが先に行き過ぎている人は、一度立ち止まってしっかり現状を把握してみると、新しい発見があるかもしれません。
かくいうヒャダルコ関口も、起業に向けてアイディアをめぐらしては立ち止まっています。
文責:ヒャダルコ関口