:最近、クセモン探しばかりで何か面白いことはないかなぁ
:そうだ!!クセモン研究の第一人者であるコキド博士の研究所に遊びに行こう!
\ピンポーン/
:誰じゃ!!レディ・ガガか??違うか グッフッフッフ
&コキド博士!!僕らですよ!!メラゾーマとヒャダルコです!!
:なんじゃ、お前たちか。ピチピチギャルを連れてきなさいよ。
とはいえ良い時に来たのう!ちょうど今、野球引退後ひどい自堕落な生活を送り、そこから復活したというあるクセモンについて、研究データがまとまったところじゃ。
:え!!本当ですか?ぜひ話を聞かせてください!!
:いいじゃろう!!中に入りなさい。
:失礼しまーす。あ、これ今話題の『乃が美』の生食パンをお土産に持ってきました。
:おー、いつも悪いのぅ
:いえいえ、フィクションなので何でもできるんですよ!!気にしないでください。
:なんじゃフィクションって。まあいい。早速、その進化中クセモンについて話を聞かせてやろう。このクセモンは、バッティングセンターからプロ野球選手を目指すクセモンじゃ。
まずはこのデータを見てみなさい。
食パンをちぎりながら博士はそのクセモンの生態データを我々に手渡した。
目次
野球引退後の生活を歌舞伎町のバッティングセンター王に聞いてみた
タイプ | 歌舞伎町のホームラン王(通称:佐藤さん) | ||
レア度 | ★★★★☆ | 鳴き声 | ぴぎゃー |
大きさ | 183cm
ピッチャープレート3個分 |
重さ | 86kg
硬球ボール5931個分 |
出現エリア | 新宿 歌舞伎町の
バッティングセンター |
出現時間 | 仕事がある時:18:30-22:00
仕事がない時:10:00-22:00 |
得意技 | ボールを投げたり打ったりする。たまに三振もする。 | ||
まめちしき | |||
野球をしてないと活力が沸かなくなってしまい、ボーッとしてしまう。恋愛活動には積極的だが、誠実さが裏目に出てクロージングがうまく行かないことがある。
好きな野球選手は、イチロー。 |
と、言う事で皆さんこんにちは、メラゾーマ鈴木とヒャダルコ関口です。
今回は、野球を諦め自堕落な生活を送っていた男が一念発起し、30歳からプロを目指す模様をお送りしたいと思います。
30歳。プロを目指すには遅すぎる年齢です。
しかし、「バッティングセンターからプロ野球選手になる」という強い意志を持ち練習に励むこの男。
果たして彼はなぜそこまでバッティングセンターにこだわるのか?
この記事は、「挑戦することに歳なんて関係ない!」そう思っている【あなた】へ向けた、我々からのラブレターです。
<語りべ>
若い時に何をしていたのか頑なに語らない。酔うと「残してきた人がいる」と泣きながら呟くらしく、クセモンと同棲していたという噂がある。 好きなクセモンは、恋する絵描き福井ちゃんです。 |
<聞き手>
メラゾーマ鈴木 居酒屋の階段で頭を打って死にかけたことがきっかけで、4年勤めた会社を辞め、日夜『クセモン』の捕獲&調査に奔走している。 好きな旅行先は瀬戸内の島です。 |
ヒャダルコ関口 エリート街道をまっしぐらだったが、トルコでリンチされたのをきっかけに、日夜『クセモン』の捕獲&調査に奔走している。 好きな瀬戸内は寂聴です。 |
歌舞伎町のバッティングセンター王になるまでの経緯
歌舞伎町のバッティングセンターに名前を残す
:彼はな、野球がないとダメなんじゃ。
コキド博士は静かに語り始めた。
:彼にとっての野球は「ガソリン」じゃ。野球が無いと、何も出来なくなるんじゃな。
伝説のバッターとして、特に歌舞伎町のバッティングセンターに彼の名前が刻まれている。ほれこれじゃ!
我々はこの時、生食パンをかじりながら牛乳が欲しいなと思っていた。
野球が上手くなる伝説の『上達屋』へ通い出す
:彼は、中学2年の時に、『上達屋』という野球塾に出会ったんじゃ。そこで凄い発見をしたと記録にはある。
:え!すごい発見?なんだろう!?
:それはのう。
:なになに(笑)凄いやつが来そう!
:『上達屋』に通うと野球が上手くなるってことじゃ。
:・・・なるほど。(あれ?)
:・・・なるほど。(ん?)
:自分の成長を実感すると、凄く楽しいということに初めて気がついた瞬間じゃな。
そこからずーーーーーーーーーーーーーーーーーと今に至るまで、野球が上手くなる楽しさを追い求めているんじゃ。
:そうですか。あの、『上達屋』ではどんなトレーニングをするんですか?
:ビデオで投球フォームやバッティングフォームを撮影して、それを見ながら今後の練習方針を教わる場所じゃ。
:なんだか『上達屋』って、野球が上達する凄いところなんだなぁ。ははは。
:そうなんじゃ。彼は『上達屋』を辞めてしまったトレーナーさんを追いかけて、今も指導を受けてるらしく、15年位通っていると聞く。
:成果は出たんですか?
:遠投が35mから65mまで伸びました。
&:なるほど・・・
プロ野球選手の平均遠投距離が100mらしいから、あと35mじゃな。15年で30m伸びたんじゃ、頑張れ!負けるな!イケイケ佐藤!と。
高2の夏、プロを目指すも怪我で挫折する
:実は小学校では、サッカーのキーパーをやっていたんじゃ。
:え!?意外にも野球じゃない!
:サッカーは嫌いだったそうじゃ。
:え、同じ球技なのに?
:まぁそのサッカーは、蹴られたボールをキーパーが受け止める訳でじゃな。つまり、、、
:つまり?
:ボールが当たると痛いんじゃ。だから嫌いだという研究結果が出とる。
:・・・なるほど。(あれれ?)
:・・・なるほど。(んん?)
:当時、野球は遊びでやってたくらいで、その後勉強に切り替えて小6の6月くらいから始めて、開成中学に入学するんじゃ。
:え!!そんな短期間で開成入るってちょっとした天才じゃないですか。
:本番に強いと本人も言っておる。それで、中学・高校と野球部で野球を続けていたんじゃが、高校二年生の夏の大会で凄く活躍したんじゃ。実際、本番に強いんじゃろうな。
:『上達屋』効果が出てる!
:その時、東京でベスト16に進んで開成高校は受験校じゃから「快挙だ!」となり、『とくダネ!』に特集されたりして舞い上がっちゃったわけじゃ。
このまま行けばプロになれるとな。
:若気が至っちゃってたんだなぁ~ありますよね、そういう時期。
:その後どうなったのか気になる
:実は、数カ月後にケガをして野球ができない身体になってしまい、不完全燃焼のまま彼の高校時代は幕を閉じたと聞く。
:学生スポーツは時間が限られているから、ケガが命取りだもんなぁ。
:学生スポーツやってると、たまにほとんどケガで練習できない『プロのケガ人』がいるよね。辛いだろうなぁ。
一般的にキーパーのテンションが高いのは、ボールを受け止める痛みを緩和させるために産み出した生きる術なのかもしれない、と。
野球引退後、10年間無気力な生活を送る
ただただ息をしているだけの大学時代
:大学時代は、ほんとに何もしていなかったんじゃな。
:野球は続けなかったんだ・・・
:受験をして普通にサラリーマンとして一般企業で生きていく道を選んだ訳じゃから、野球はこの時捨てたそうじゃ。
:とはいえ大学時代は楽しんだんじゃないですか?
:そうでもなくてのぅ。残っている文献によると、友達作りは苦手でチラシ配りのバイトをしていたとある。
:え、サークルとか飲み会とかは?
:大学にあまり馴染めなかったらしくてのぅ・・・
:な、なるほど。当時の趣味とかは何を?
:うーん、趣味か。家に帰るとぼーっとして時間を潰しておったそうでな・・・
:野球を辞めた影響が出過ぎでは!?
:まぁつまり、この時期は相当な無気力だったんじゃ。
その結果、就職活動で話すネタが無く面接では苦労したと聞く。
:大学時代の話を聞かれるからなぁ
:面接で高校時代の話しかされなかったら、面接官も「大学時代は何をしてたのかな?」って思うもんな。
:そうこうしているうちに、恋愛エピソードもなく大学時代が終わったということじゃ。
もし佐藤さんが、この時自分の生きる活力源が野球にあると気づいていれば全く違う人生になっていただろう、と。
恋愛に全盛力を注いだ結果行き着いた境地
:社会人になって実は、野球で得たものが恋愛に活きたんじゃな。
:え!?
:え!?
:バドミントン合コンというものがあっての。
2-3時間で5,000円とコスパも良いのじゃが、何よりスポーツが出来ると異性と盛り上がれるということに気が付いたんじゃ。
:・・・なるほど。(野球関係ないやん)
:なるほどなー。(野球関係ないやん)
:その他にもフットサル合コンもおすすめと発言しておる。
:あの、コキド博士、今実体験を話してません?
:アホ!!ワシはもうそっち方面は引退じゃ引退。
:(怪しい)
:実際、結果はどうだったんですか?
:実は女性とお付き合いし、その後振られてしまったんじゃが、やはり恋愛に挑戦した甲斐があったと発言しておる。
:え!?なぜ振られたんですか?
:実は彼女が出来て舞い上がっちゃったんじゃな。合コンとか行ってしまって、それがバレてしまってのぅ。
:ただ、
:ただ?
:彼はクロージングが苦手だったんじゃ。
:初めて会う人と仲良くはなれるけど、ある一定ラインを超えた付き合いには発展しないということですか?
:そうなんじゃ。どうして良いかわからず、どうも上手く行かなくてのぅ・・・。ただ今はとにかく野球に集中しておるから、恋愛は休止中とのことじゃ。
本番に強いんじゃないんかーい!と。
努力は報われないとふてくされる
:社会人になり、最初の頃は仕事が上手く行かなかったらしいのぅ。
:それはどういう意味ですか?
:聞かれていることと違うことを答えてしまうことが多くてな。「ここには君の仕事は無いよ」と部署異動を勧められたこともあったようじゃ。
:なるほどー。やはり大学時代、人と話す機会が少なかったのは影響してるかもしれないですね。
:そうじゃのぅ。いろんな工夫をしていたんじゃが上手く行かず、その時「努力しても報われないんだ」と思ったんじゃな。
:社会人になって最初の頃は、僕も6,7回異動させられたからなぁ(笑)上手くいかないことばかりで辛かったな~
:そんな中、自分の人生を変える出来事があったんじゃ。
:お、野球の話ですか?
:いや、社員旅行(海で遊び旅)じゃ。
:え?(急展開すぎる)
:え?(もはやスポーツですらない(笑))
社員旅行で海とかうらやましいな、と。
29歳でプロ野球選手を目指すことを決意
きっかけは日常に転がっている
:社員旅行で沖縄に行った時のエピソードなんじゃが、海で泳いだことで身体を動かす楽しさを思い出したんじゃ。
:砂いじりも結構好きですけどね、僕は。
:それで東京に帰ってからプールで練習してみたんじゃが、黙々と同じ動きをすることに飽きてしまったんじゃな。
:水泳は淡々としてますからね。僕もカヌーを漕いでたのでなんとなく分かります。
:それで別のことをしようと思い、初動負荷トレーニングを中心に野球の練習を再開したんじゃ。
:おー!やっと野球の話出てきた!
:長かった!長かったよー!(泣)
:練習をする度に、自分が成長していく実感があり、「努力は報われる」と感じたんじゃ。その時29歳。ブランク期間は11年じゃ。
そういえば最近運動してねーな俺、と。
喜びが溢れる日々の生活
:そこからは、練習の虫になって毎日仕事の合間や終わりに練習をしたんじゃ。
練習量は驚異的じゃ。
&:おおおおーーー
:恐らく、日本一練習してるんじゃないかのう。
:生活に変化とかありそう!
:野球を再開して、給料も上がってのう。
:それはうそでしょ(笑)
:いやこれには理由があってな。まず、野球を始めたことで姿勢が良くなる。その結果、血の巡りが改善され頭の回転が明らかに早くなったんじゃ。
:うまく仕事をさばけるようになって、結果的に給料が上がったんじゃな。
:ビフォー・アフターの図が完全に同じ日に撮影していますねこれ(笑)
:うるさい!身体を動かすということは、身体的にも精神的にも健康になって、人生が好転していく実感があるんじゃ!
冷静に考えてみたら、血の巡りが改善されたんじゃなくてストレスが減ったんじゃろうな、と。
プロへの挑戦が始まる
:練習を重ね段々上手くなっていく自分を見て、彼はプロに挑戦してみようと思ったんじゃ。
:勝負の世界って厳しそう・・・
:まずプロになるには26歳までなのが殆どじゃな。
:え?すでにアウトでは?
:日本のほとんどの球団では、試験すら受けさせてもらえないが地方の球団や海外の球団のトライアウトは受けられるんじゃ。
:厳しいなぁ。試験を受けるところから試練だ。
:ハンター試験と同じだなあ。
:好きなことは徹底的にやれるところまでやろうと思って挑戦しているんじゃな。
:アドレナリン出ますよね。
:実際に調査にあたった研究者からは、「ボールが指にかかってピッっと投げれた瞬間や、ヒットを打った瞬間はピーン!ピッピッピッピーーーン!と楽しさが弾ける」という発言が飛び出したと報告を受けておる。
:その感覚であれば確かに練習は苦もなく出来そうですね。
:正直練習がほんとに楽しくてのう。毎回アドレナリンが出てるとのことじゃ。
これ、パクリ芸じゃん、と。
プロ野球を目指すのに遅すぎることは無い
日々、記録が伸び続ける楽しさ
:初動負荷トレーニングを再開してから、遠投がすごく伸びたことはさっきも言ったな?
:はい。もともと35mしか投げれなかったのが65mまで伸びたという話ですよね?
:そうなんじゃ。35mもなかなか凄い数値ではあるのう。
:正直、パワプロくんで言うところの肩Gってやつですね。
:そうじゃな。本人も「GからDくらいにはなりました(笑)」と言っておったからのう。
:Gまでいくと、色が灰色になるんですよね。矢吹ジョーの燃え尽きた髪の毛みたいな色。
:バッティングはどうだったんですか?
:腰の回転や体全体の振りが大きくなって、以前受けたアメリカ独立リーグのトライアウトでは実戦形式の入団テストで4打数3安打を出しておる。
:え!?凄い!もしかして直近のトライアウトの結果をまだ聞いていなかったのですが、結果は出たんですか?
:もちろんじゃ!実は・・・
&:ドキドキ
バッティングセンターでは肩は鍛えられない、と。
プロの選考会に落ちても挑戦し続ける意思が大事
:落ちました。
&:えええええ!(でもまぁなんとなく・・・)
:いろいろ理由はあるんじゃが、遠投は良かったものの、打撃がいまいちで、三振をしてしまったり、焦って詰まった打球になったりとしてしまってのう。
:そうだったのか・・・。そんな時に、博士に研究されるってある意味何かを持っているのは間違いないですね。
:まだ彼の挑戦は続くんじゃ。今が一番伸びる時期なんじゃからの。
プロの壁は高いが挑戦し続けてほしいな。きっと、何か見えるから。
挑戦のその先に
:ということで、その佐藤さんです。
:こんにちは!!
:あー、佐藤さんだー!!プロへの挑戦面白いですね!!
:はい!自分がやりきったと思えるところまでは挑戦し続けようと思います。
:恋愛はもういいのですか?
:恋愛や仕事は後でも出来ますからね。
:『周りと比べるより、自分のベストを尽くす』というイチローの考え方に彼は強く共感しておる。
:肩はDでも、メンタルはSです(笑)
:メンタルトレーニングとかしてるんですか?
:実は、『大リーグのメンタルトレーニング』という本を読んでメンタルを鍛えてるんですよ。名著ですよ!
厳しい挑戦だとは思っているんです。
でも野球は、生まれて初めて努力が報われるんだと気づかせてくれた大事なものなんです。
野球がどんどん上手くなって試合に出てヒットやホームランを打ちヒーローになりたい!その一心で練習しています。これからも、自分の気が済むまでやり続けますよーーーーー!!!
イチロー、わしに似てるな、と。
まとめ
:佐藤さん、結構生え際危なかったね。
:野球は成長期だけど生え際は後退期か。俺もキてるからリアップで挑戦してるけど壁は高いなあ。
:\ガラガラ/話は聞かせてもらった!
&:あ、あなたは?
:花には水を!毛根にはリアップを!世の中の後退期の男性を救いたいそんな大正製薬の愛から生まれたリーーーーアップマンだ!
:あのー、ちょっといいですか?
:ん?いいぞ何でも聞いてくれ!
:登場人物が多すぎると読者が読みづらくなるので、退室してもらってもいいですか?
:ん?読者とはなんの事かな?私は、世の男性の自信を取り戻すため、日夜毛根パワーを人々にあたえつz・・・
&:ということで皆さん!生え際が気になったらこちら、『リアップx5 PLUS』がおすすめだ!ではまた!