うーむ・・・アート系のクセモン※がこの辺りに生息していると聞いて、やってきたがいないなぁ。
※クセモンとは やたらとクセの強い生き方をする人間のこと
あ、あれはなんだ!?あそこにいるのは一体!?
あ!『ゲスくん』だ!!
その名の通り、ゲスを極めたボーカルが有名なあの音楽ユニットの公式キャラの『ゲスくん』だ!!
※『ゲスくん』・・・女の子の大事な部分を隠すゲスキャラ
\ガサッ ガサッ ガサッ/
むむ!これを描いたクセモンがあそこにいるぞ!!
捕獲捕獲ぅー!ベッキーを返せこのヤロー!
目次
「精神を病んだから芸術家になれた」 プロの絵描きにインタビュー
タイプ | 『恋する絵描き』クセモン | ||
レア度 | ★★★★★ | 鳴き声 | |
大きさ | 100号キャンバス | 重さ | 不詳 |
出現エリア | 中央線沿線 | 出現時間 | 朝から夜にかけて |
得意技 | いつ、どこでも、どんな状態でも寝られる。 | ||
まめちしき | |||
可愛い顔をしているが、暗い過去を持っており、寂しさや悲しみを原動力にして絵を描いているところがある。 |
ということで今回も捕獲に成功した、『恋する絵描き』クセモンこと福井伸実(ふくい のぶみ)さんを調査してきたぞ!
彼女の調査をした後、我々はしばらく精神攻撃を受けた気がして、落ち込みました(笑)
少しダークな記事になりましたので、明るいところで画面から離れて、お母さんと一緒にお読みください。
<インタビュアー紹介>
メラゾーマ鈴木 居酒屋の階段で足を滑らし頭を打って死にかけたことがきっかけで、新卒で4年勤めた会社を辞め、日夜変わった生き方をしてる『クセモン』を追い掛けている。クセモンを捕獲&調査し、『クセモン生態図鑑』を完成させることが目標。 得意技は、「クセモンと仲良くなる」こと。 |
ヒャダルコ関口 有名大学→有名商社とエリート街道をまっしぐらだったが、トルコに駐在していた際、トルコ人にリンチされ臨死体験をしたため、似た匂いのするメラゾーマ鈴木と共に『クセモン』を捕獲するため日夜奔走している。 好きなことばは、「死ぬこと以外はかすり傷」 |
<クセモン紹介>
『恋する絵描き』福井伸実(通称:福井ちゃん) ニコニコしている表の顔とは裏腹に、10年以上の人生の暗黒期を経験している。「その経験があったから絵を描き続けられた」と全ての経験に感謝をして生きている仏様の精神性を持ったアート系クセモン。 好きなアーティストは、シャガール。理由は、『愛』を感じるから。 |
自分の生きてる意味が分からない
:いや~ほんとかわいいなぁ。結婚してください!!
:ありがとう~この前、彼氏と結婚したんだ、ごめんネ!でも私、先月は死にたいと思ってたんだヨ。
:え・・・・・
:「私って生きてる意味ってあるのかな」って思ってさ。結婚のタイミングで、父親のことがちらついたりして・・・。
:何かあったんだね・・・。
恋をしている女の子は、世界で一番かわいいという信念
:か、かわいい(笑)
:上の絵は一体・・・
:「恋する乙女」だよ。恋している女の子の盲目さが凄く好きだから、私の絵のテーマにしてる。
:自分も「恋する乙女」なの??
:うん!絵を描くことに恋してる!絵を描いている時に没頭してる自分が好き!その時だけは、自分が自分でいられるから。
:尾崎豊っぽいなぁ。絵に没頭している時はどんなことを考えてるの?
:「絶対的なもの」を表現しようと思ってるよ。ちょっとエッチな絵柄なのも、それが人間の本質だと思ってるから。エロは人に見せないし個人的なものだから、人間の素が出るっていう意味なんだけど。
あと、人の声とか聞こえるよー。
:え・・・・どゆこと
:その「え」とか「どゆこと」とか、今みたいな、日常でふと聞いた言葉が出てくるよ~。何でだろうね、えへへへ~。
人を見た目で判断すると、僕らのように予想外の反撃を受けることがあります。
『恋する絵描き』福井伸実のしあわせ度の推移
:ん??これは世界一落差がある『エンジェルフォール』の滝を横から見た図かな?
:ちがうよー、私の人生のしあわせ度の推移だよー
:何があった(笑)
:天使期は、愛に溢れた時期だったの。私、小さい頃からお父さんのことが大好きすぎてしょうがなかったし、お父さんからも愛されてた。
:全国のお父さんのみなさ~ん、ここに天使がいますよー!でもそんなに幸せだったのに、こんな落ちることってある?
:両親が離婚しちゃったんだ。私が父親の携帯を見ちゃってさ(ニッコリ)
:ええ!!・・・・・それでどうなったの?
:(雰囲気変わったな)
:家族が崩壊したよ(ニッコリ)
:その暗黒期はいつ頃まで続いたの?(笑顔がコエー)
:1ヶ月前くらいに結婚したんだけど、それまでかな。
:めっちゃ最近まで続いてたんだ、暗黒期、終わって良かったね・・・。
:うん、未来は明るいって思えるようになったよ!(ニッコリ)
それがかわいい子にされた日には、しばらく混乱状態に陥り、仲間に攻撃をしてしまったりします。
絵を仕事にするまでの経緯
“天使”と呼ばれてたあの頃
:中3までの天使期は、自分が愛する周囲の人全員から愛されていたの。私が食べられないものとか、お父さんが代わりに食べてくれたりしたよ。
:え、それはうちもあったけど・・・
:私が噛み切れないお肉をペッしたやつとか食べてくれた。
:あ、うちとは違いました。ゴメンナサイ。
:あの頃はしあわせだったなー。お父さんと一緒に休日にさんまのからくりTV見ていて、お父さんが爆笑するのを見て私も嬉しいって思ったり。
:最近、そういう幸せなシーンをイメージするとちょっと泣きそうになる(笑)
:いっつもお父さんと行動してて、旅行に行ったときのボートも、お風呂もいつも一緒だったよー。
:お父さん、いいなぁ~
:(´;ω;`)
:何より、絵を描けば「上手、上手!」って褒められて、何をしても「かわいい、かわいい!」って言ってくれて、天使になった気分だった~。
:ここまで幸せだと、ここから先を聞くのが怖い。
:もう、ここまでにしましょう(笑)
この後、急落する話が来ることをしりつつも聞いてしまう我々の心情は、ジェットコースターの頂上付近にいるような感覚であった。
家族の崩壊、そして暗黒期へ
:ある時お父さんが、携帯の中の写真を見せてくれてたんだけど、女の勘で「ピーン」と来ちゃったんだよね。
:あー、やっぱりまだ話は続くよね(笑)「違和感」を感じ取っちゃった的な?
:そう。それで、ちゃんと確認してみよう!って思って、お父さんに気づかれない様にメールを見てみたの。
そしたら・・・。
みたいな感じ。
:なるほど・・・大好きな分、ショックだっただろうに。
:うん、しばらく誰にも言わないでいたんだけど、中学3年生の文化祭当日の朝、お父さんが家族全員にカミングアウトしてさ、「別れて欲しい」って。
:そんな、学生カップルの別れ話じゃないんだから・・・
:そうそう。お母さんは「とりあえず落ち着いて」って言ってたよ。でもお父さんが本気だって分かってさ、段々お母さんの食べる量が減っていって激ヤセ。
:なんてこった!!うちの母ちゃんはどんどん大きくなっているっていうのに・・・。
:そうなの。だからある日、家に帰ったらたまたま窓のところにお母さんが立ってるのが外から見えたんだけど、なんかその時のお母さん
幽霊に見えた。
今にも消えちゃうんじゃないかって。
:その時、お母さんは良くないことを考えていたのかもね。
:うん、そうだと思う。
それで、その後ソファでお父さんと座ってTVを見てた時に、「お父さん戻ってきてー」って手を握りながら念を送っていたの。
でもお父さんはしばらく私の方を見て、「放してくれる?」って言ってどっか行っちゃった。
&:ハハハハハ・・・(意味不明な笑いがこみ上げてくる)
:その瞬間、エレベーターが急降下していくような感覚になって。Gが急にかかって、胸や頭が押しつぶされるような感覚。
:これ、臨死体験の話じゃないよね?
:その後、正式に両親は離婚して、結局お父さんも上手く行かなくて、良いことなかったよね、エヘヘ~。
とにかく、消す!以上!
明るい未来が見えない人生
:この一件がきっかけになって、凄い無気力になりました!
:そんな笑顔で言われてもさ(笑)
:でもね、自分の感情を絵や日記として放出してたから、私は精神的には大丈夫だったよ!
:なるほど、絵に助けられたのね。例えばその頃の趣味とかどうだった?
:うん、針で人を吊り上げる画像とかよく見てたー※ボディ・サスペンションに興味がある方はこちら(自己責任でどうぞ)
:はい、パワプロくんの「ダイジョーブ博士」が言うくらい大丈夫ではありません。本当にありがとうございました。
:エヘヘ~。でも実際にやったりした訳ではなくて、そういうものを見ると落ち着くから見ていただけだよ。音楽も爆音系のバンドの曲を聞くと落ち着くんだ。
:爆音なのに?
:うん、嫌なことを考えなくて済むから、とても気持ちよかったよ。
:はい、インド人が言う『No Problem』くらい大丈夫ではありません。本当にありがとうございました。
:まぁ落ち着いてください(笑)『Dir en grey』っていうヴィジュアル系の音楽とか聞いたり、しょっちゅうライブハウスに通ってただけですから。
:ではこの曲を聞いてみますね。
(音量注意!!)
:ギャーーーーー!!!全然落ち着かない!!ヒャダルコさん!急いで『休心』もってきてー!
:(笑)こんな癒し系のかわいい顔して、とんでもないカテゴリに両足突っ込んでんだな!人間は見かけによらん。
:そんな色んなことが嫌になって無気力になっていた時期に、母親から「美大を受けてみれば?」って言われたの。
私も絵が好きだったしそれじゃあと思って、美大向けの予備校に通って無事入学しました。
:大変なときだったと思うけど、恋愛とかできたの?
:したよー(笑)3年間付き合った人がいたんだけどフラれちゃった。
:束縛とかしちゃった的な?
:うん(笑)家庭が崩壊してから、「人間と真面目に向き合わなきゃ」っていう感覚になっちゃって。それが相手にとっては重荷だったみたい。メンヘラだね。
:たしかに、「月と地球」くらい適度な距離感でお付き合いできる子がいいなとは思っています。(笑)その後の恋愛はどうだったの?
:なんか色々なことがバカらしくなって、遊んじゃった(笑)
:極端だから、どこまで遊びまくったのか恐ろしいわ!
:「もう、死ぬほど遊んでやろう!」と思ってた(笑)エヘヘ。
グロ系、ハード系を見て落ち着くときは『心に痛みが出ているとき』。
絵を描くことのつらさは絵かきを目指す全員が当たる壁
:私より上手い人はいくらでもいるのに・・・「なぜ自分が絵を描くのか?」って思って、絵を描くことが辛くなったのが大学時代だったなぁ。
:美大だと、みんな絵うまいもんね。
:そうそう。その頃の私は、「クリエイターなんだ!」っていう強さを持ってやっていたんだ。今はそこまで強くないから辛いんだけどね。
:どうして強い自信を持っていられたの?
:自分の中に、絵として表現できるだけの強い葛藤や想いがあったからだと思う。うまいとか下手とかじゃなくて、表現として捉えたときにクリエイターとして自分の中に『放出したい何か』が明確にあったんだよね。
:え!それお坊さんDJも言ってた!
:だからこそ、一人で絵を描き続けられたんだよね。新宿のLUMINE ESTの地下でガラス張りの部屋に入って、歩いているお客さんに絵を描いてるのを見てもらったりしたんだけど、楽しかった~
:それに、私はライブハウスに行ってたから、音楽の人からしたら私なんかでもめちゃくちゃ絵が上手いって褒めてくれるの。
多分、美大だけのコミュニティだったらそのまま絵を描くことが辛くなって自信喪失していたよね。みんな上手いから、絵を上手く描くことに固執してさ。
:なるほどねー。絵とかアートって本来、競争するもんじゃないもんな。
:上手く描こうとすると絵がつまらなくなるんだよね。
お世話になってたギャラリーの人から、「上手くなっちゃったね」って一言を貰ったときがあって、少しショックだった。
:そのギャラリーの人は、「下手なときの福井ちゃんの絵」が好きだったんだね。
:そうそう。上手くなろうとすればするほど、その人の良さが無くなっていくことに気づいていたんだろうね。
これって、ファッションや髪型で言う『抜け感』みたいなものなんだと思う。
:『抜け感』、、、か。ヌキ感は知ってるんだけどなぁ。なんか興奮してきた(笑)
:落ち着いて(笑)そこから段々、自分の中にある『絶対的なもの』を絵にしていこうと思ったの。その集大成が、卒業制作で描いた大きな絵。
:おー、どんな絵を描いたの?
:母と姉と犬をモチーフにした絵なんだけど、彼女たちは私にとって絶対的な存在なの。悲しい人生の中でも絶対的に自分を愛してくれる存在というか。
:家族愛っていいよね。俺の父ちゃんが今病気なんだけど、そういう辛い時って家族が集まるんだよね。
:そうそう!あと、『恋する絵描き』で活動をし始めた在学中に、お仕事を貰えたんだよね。
※『恋する絵描き』オフィシャルサイトは巻末に記載しています。
当時流行ってたmixiの、「さめざめ」っていうバンドコミュニティに入っていたら、バンドの方々からお仕事をもらうようになって、ゲスさんからも声をかけてもらえたりって感じでさ。
:美大生の選択肢の中でも、在学中にフリーランスを選択する人は少なそうなのに、やっぱ『恋する絵描き』っていう個性が大事なんだね。
:「他にも絵が上手い人なんていくらでもいるのに」自分に仕事をくれるっていうことはそういう個性を認めてもらえるんだと思う。
認めて貰えたからこそ「私の『これが好きだ』っていう感覚は、それでいいんだ!」と感じることが出来たんだよね。
それを今も恋する絵描き 福井信実の作品の中で表現しているつもり。
:それ凄いイイよね。好きなことを表現するって生きてるって思えるよ。ちなみに、美大生って実際にどういう進路に進むの?
:美大生は、①教師になるか(私も教職免許持ってます)、②デザイン事務所に所属するか、③一般企業に就職するかって人が多いんだよね。
稀なケースだと、レースクイーンになった知り合いもいるよ。
:おーーー、やっぱレースクイーンに興味が出ますね~。取材したい。
:その子に突撃取材して、100枚くらい写真を撮ろう!!
:(笑)とはいえ、やっぱりまだまだ絵は上手くなりたいし、他にもっと上手い人がいるから自己否定感が湧き出てきてしまうことがあるの。
そういう否定感と戦いながら日々、絵を描かせてもらっています。
:こんなむっちゃかわいい子も自己否定なんてするんだなぁ~、近くにいたらずっと褒めてタイ!ほっとけないヨ!
調査開始には、思いもよらないこのオチに、我々も驚愕しております。半ば無理矢理感のあるフラグ回収をこちらでさせていただきます。
人生を変えた父親との対話がターニングポイントになった
:実は、父親とは定期的に会ってたんだけど、対面では言えないこととか結構あってさ。そういうことを、こないだ手紙にして渡したんだよね。
:手紙って、伝わるものがあるよね。
:どんな内容だったの?
:「あのとき、もっと私を見てほしかった、抱きしめてほしかった」っていう趣旨のことを泣きながら書いたんだけど、手紙への父親のリアクションは、「ふーん」って感じ(笑)
:軽っ!
:その軽さが良くて、肩の荷がスーッと降りたんだ。それがきっかけで、未来は明るいと今は思ってます!今は、暗黒期に絵に放出していた感情を、昇華させる時期になっていると感じています!
:グラフで言う「昇華期」だね!暗黒期の感情たちと折り合いをつけた、ということなのかな。福井ちゃんの絵のタッチとかも、少しずつ変わっていきそうだね。
2,3分考えた結果、僕らの悩みは「ヒャダルコは口ひげを生やしたほうが良いのかどうか?」です。悩んで夜も寝れません。ご意見お待ちしています。
絵かきにとって「絵を描く仕事」の意味
アートの楽しみ方
:アートを楽しむことって、凄く敷居が高いイメージがあるんだけど、福井ちゃんはどんな楽しみ方をしてるの?
:「自分の内面に目を向けてみよう」とすると面白いよ!
:どういうことでしょうか!?
:まずは自分がいいなって思える作品を見てみる。その時「この感情はどこから来るの?」とか考えてみたりする。
&:へーーーー、そんなこと考えたこと無かった!
:最初は目に見える表面的な部分から入って、その後、自分の内面に目を向けていくことが楽しいなって思うよ。
:内面を見ることって俺はちょっと怖いときがある。
:美術館とかよく行くの?
:いくいく!作品の歴史とか、背景とか、そういうのは考えずに、「なんで自分がこの作品に惹かれるのか?」っていうことを考えるきっかけになるのがアートの良さだなって思ってる。
:好きな作品とかある?
:うん!『シャガール』が好き!それはシャガールが『愛』をテーマに作品を残したからっていうのが一番大きいかも。
:あーいいよねシャガール。『愛』をテーマにしてるって部分が共通してるんだね。
:深い青が多くて少し寂しげだし、決して色が全部優しいとかでもないんだけど、その中の強い黄色や赤から深く強い愛を感じるんだよね。
:シャガールは、第二次世界大戦のちょっと前にヨーロッパからアメリカに避難してきた際、奥さんを亡くしているからそういう悲しさや寂しさが表れちゃうんだろうね。
:そうかも・・・。寂しさのなかの強さみたいなものを私は勝手に想像して共感してるんだ。
自分の想いを絵に込める
:アーティストやクリエイターって、自分の作品にいろんな意味を込めて表現するよね。福井ちゃんはどう?
:うん、私の場合は、『愛』を絵に描いているよ。見てくれた人全員への『愛』を込めて描いてる。
:え!ドキドキする!それってどゆことどゆこと?
:すぐドキドキしちゃうんだからー。もー、『休心』飲みなさい(笑)
:絵はそこにあり続けるものだから、いつでも帰ってこれる場所なんだよって思って描いてるんだ。
:いつでも福井ちゃんのもとに帰れるってことなんだね。そうなんだね!
:確認がすごい(笑)
:う、うん(笑)不安な事とか恐れている事っていうのが誰しもあって「でもこの絵を見ると安心する」そんな絵を描いて誰かの心の拠り所になったらいいなって。
:ありがとう!ちょうど拠り所がほしいと思ってたところです!
:ぜったい誤解してるぞ、きみい!
:こちらこそありがとう(笑)絵を描くことで今まで私が救われてきたから、自分が描いた絵で誰かを救うことができたらなって思ってる。
世界を変えるなんてことは出来ないけどね。
まとめ
:僕はエドワード・ホッパーの絵が好きになって、画集を買いました。
1962年に亡くなってるアメリカの画家なんだけど、郊外や都会の、孤独な雰囲気を出しながらも、光の対比による温かさみたいなものが良くて、買ってしもうた笑
この絵は「ナイトホークス」という題の絵で、1940年代のアメリカの都会を絵画にしているんだけど、単純な構図の中にもなにかドラマを感じさせるような絵に感じる。
都会の孤独の寂しさの中にもこういう温かさってのを、自分が生きてる東京の世界と照らし合わせて心地よく感じるんだよね。
:エロいね君の感性。そういうとこ、凄く良いと思う。
あるよねそういう、ロジックじゃなくてグッとくる感じの世界って。
:あるある。なんていうか、そこにある世界を見て自分が何かを感じるんじゃなくて、自分が感じたり、考えたりするから世界があるっていう感覚?
:分かる。「思考が世界を創る」って思ってる。
だから、自分がありたい姿をイメージして、その姿をトレースした行動を取ることで、自分の世界が変わっていくんだよね。
:見えない世界の話だから、あんまり理解されることはないけどね(笑)
:そうね(笑)自分で感じたり見たり聞いたりしたものが世界だよな。
福井ちゃんの作品をもっと見たいと思ったよ。